訓詁(読み)クンコ

デジタル大辞泉 「訓詁」の意味・読み・例文・類語

くん‐こ【訓×詁】

《「訓」は解釈、「詁」は古語の意》古い言葉の字句意義を解釈すること。「訓詁注釈」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「訓詁」の意味・読み・例文・類語

くん‐こ【訓詁】

〘名〙 (「訓」は字句の解釈の意。「詁」は古語の意) 古いことばの意味を解釈すること。字句の解釈。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)一「訓詁は注をしたと云心ぞ」 〔漢書‐揚雄伝〕

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普及版 字通 「訓詁」の読み・字形・画数・意味

【訓詁】くんこ

字義古今を解く。〔漢書、揚雄伝上〕雄、少(わか)くして學を好む。句を爲(おさ)めず、訓詁ずるのみ。覽にして見ざる無し。

字通「訓」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の訓詁の言及

【訓詁学】より

…(1)文字どおりには,訓詁すなわち文字の意味を明らかにすることを目的とする中国の学問の一分科ということだが,後述するように特別のニュアンスをもっていわれることもある。文字の意味を明らかにするといっても,ある漢字の意味を,他の漢字に置き換えるという形で説明することが多く,日本でいう漢字の〈訓(くん)〉と根本は同じことである。…

※「訓詁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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