計・図(読み)はからい

精選版 日本国語大辞典 「計・図」の意味・読み・例文・類語

はからい はからひ【計・図】

〘名〙 (動詞「はからう(計)」の連用形の名詞化)
① 考え。判断。配慮分別
※宇津保(970‐999頃)国譲上「ともかくも、皆はからひに有るべき事なるを」
歎異抄(13C後)二「念仏をとりて、信じたてまつらんとも、また、すてんとも、面々の御計なり」
措置。取り成し。計画。とりはからい。
保元(1220頃か)上「道にもあらぬ御はからひ、いかがあらむ」
数量多少過不足を許容すること。特に、株式売買の注文時、値段を一応指定し、取引の成行によって多少の値幅をもたせ、証券業者の判断で売買価格に弾力性をつけること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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