精選版 日本国語大辞典 「言葉書・詞書」の意味・読み・例文・類語
ことば‐がき【言葉書・詞書】
〘名〙
① ことばを書くこと。言ったことを書きとどめること。また、そのもの。
※浮世草子・好色破邪顕正(1687)下「此道に長ずる詞書になづませるを第一として、其おもふまま遊びをさもあるべう書ゆへ」
② 和歌の前書き。その歌の作られた場所、時、事情などを簡単に紹介したもの。
④ 絵本の画中人物などの対話を書いたもの。
※人情本・春色梅児誉美(1832‐33)四「拙き筆に言葉書(コトバガキ)では、〈略〉、左にしるすを見て解したまへ」
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