言を加う(読み)ことをくわう

精選版 日本国語大辞典 「言を加う」の意味・読み・例文・類語

こと【言】 を 加(くわ)

① ことばを添える。さしで口をする。
※枕(10C終)八七「宮づかさなどもまゐりあつまりて、ことくはへ興ず」
他人の声に合わせて、いっしょに声を出す。助声する。唱和する。
源氏(1001‐14頃)胡蝶「兵部卿宮、青柳折りかへしおもしろくうたひ給ふ。あるじのおとどもことくはへ給ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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