解綬(読み)かいじゅ

精選版 日本国語大辞典 「解綬」の意味・読み・例文・類語

かい‐じゅ【解綬】

〘名〙 (「綬」は印綬、印の紐の意で、官職のしるしを表わす) 官職をやめること。解組
※日本文学史骨(1893)〈北村透谷〉三「既に大小列藩を解綬し、続いて武士帯刀を禁じ」 〔蔡邕‐文範先生陳仲弓碑〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「解綬」の読み・字形・画数・意味

【解綬】かいじゆ

綬(官印の紐)を解く。辞職する。梁・昭明太子〔陶淵明伝〕淵じて曰く、我豈に能く五斗米の爲にを折りて、里の小兒に向はんやと。日綬を解きてを去り、歸去來を賦す。

字通「解」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android