精選版 日本国語大辞典 「角角」の意味・読み・例文・類語
かどかど‐し・い【角角】
〘形口〙 かどかどし 〘形シク〙
① 物がかどだっている。かどが多い。かどばっている。
※行宗集(1140頃)「山椒(はじかみ)のめはかどかどしき気のしたるとありしかば」
※隣の嫁(1908)〈伊藤左千夫〉二「女としては体がたくまし過ぎるけれど、さりとて決して角々(カドカド)しい訳ではない」
※名語記(1275)一〇「かどかどしといへる如何。答、かどは廉也。善悪をわきまへ賞罸ある躰の事也」
④ 堂々としている。威厳がある。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
かどかどし‐げ
〘形動〙
かどかどし‐さ
〘名〙
かど‐かど【角角】
〘名〙
① あちこちのかど。すみずみ。はしばし。
② (━する) 物がかどだっていること。また、人の性格や態度、表現などがおだやかでなくかどだっていること。
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