角田庄(読み)すだのしよう

日本歴史地名大系 「角田庄」の解説

角田庄
すだのしよう

宇佐宮の封戸が庄園に転化した「本御庄十八箇所」の一。築城ついき郡内に成立。「宇佐大鏡」によれば、「角田庄」の四至は「東限大堺 南限山 西限上松 北限海」で、庄域は現松江しようえ中村なかむらを中心とする現豊前市西部の松江川(角田川)下流域一帯に比定され、東は上毛こうげ郡と接していた。当庄は長元四年(一〇三一)に上毛・下毛しもげ田河たがわの三郡に散在する神領封田八五町五反二二八歩と交換して立券され成立。康平六年(一〇六三)八月、豊前守義任朝臣が新加入田として五二町七反九〇歩を宇佐宮長日法花不断経転読のための仏聖灯油料所とし、庄内公田を含んだまま新たに立券された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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