角 浩(読み)カド ヒロシ

20世紀日本人名事典 「角 浩」の解説

角 浩
カド ヒロシ

昭和・平成期の洋画家 トキワ松学園女子短期大学名誉教授。



生年
明治42(1909)年10月17日

没年
平成6(1994)年3月30日

出身地
広島県府中市

学歴〔年〕
東京美術学校油絵科〔昭和8年〕卒

主な受賞名〔年〕
リオデジャネイロ名誉市民〔昭和50年〕,紺綬褒章〔平成5年〕,フランシスココマンドール勲章〔昭和56年〕

経歴
父親の影響で幼い頃から南画に親しむ。東京美術学校で岡田三郎助藤島武二の指導をうけたあと、昭和12〜14年パリに留学。20年近代美術研究所設立。アカデミックな絵にも、フォーブの絵にも満足できず、さまざまな試みを繰り返し、45歳の時、筆の代わりにペインティングナイフを使った独特の技法を開発。ドラマをはらんだ流動感のある作品を次々と生み出した。作品に「ドン・キホーテ」シリーズや「真夏の夜の夢」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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