観音の本誓(読み)かんのんのほんぜい

精選版 日本国語大辞典 「観音の本誓」の意味・読み・例文・類語

かんのん【観音】 の 本誓(ほんぜい)

仏語観世音菩薩三十三身に身を現じて、衆生を救済しようとする大慈悲誓願
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「『七歳より俊蔭がつかうまつる本尊、現れ給へ』と、観音本誓を念じ奉るに」

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デジタル大辞泉 「観音の本誓」の意味・読み・例文・類語

かんのん‐の‐ほんぜい〔クワンオン‐〕【観音の本誓】

観世音菩薩が、33種に身を変じて、六道の衆生を救済しようとする大慈悲の誓願。

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