観想念仏(読み)かんそうねんぶつ

百科事典マイペディア 「観想念仏」の意味・わかりやすい解説

観想念仏【かんそうねんぶつ】

心の中に仏の姿や功徳を念ずること。仏教修行の基本一つで,仏の名を唱える称名(しょうみょう)念仏に対する。

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世界大百科事典(旧版)内の観想念仏の言及

【念仏】より

…仏・菩薩の相好や功徳を心におもい浮かべたり,またその名号を口に唱えること。前者を観想念仏といい,後者を称名(しようみよう)念仏という。念仏には釈迦,薬師,弥勒,観音などの念仏もあるが,阿弥陀仏の念仏が代表的で,ふつう念仏といえば,阿弥陀仏の相好やその誓願のことを憶念したり,〈南無阿弥陀仏〉の6文字の名号を口に唱えることをいう。…

※「観想念仏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」