覲礼(読み)きんれい

精選版 日本国語大辞典 「覲礼」の意味・読み・例文・類語

きん‐れい【覲礼】

〘名〙 (朝覲(ちょうきん)の礼の意)
諸侯または属国の王などが、参内して天子に拝謁する礼。
国史略(1826)五「光秀始懼、乃如京師覲礼」 〔礼記‐郊特牲〕
天皇が、太上天皇または皇太后などに拝謁する礼。
神皇正統記(1339‐43)中「或時は両皇同所にして覲礼もありけりとぞ」

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普及版 字通 「覲礼」の読み・字形・画数・意味

【覲礼】きんれい

諸侯朝覲の礼。〔礼記、郊特牲〕覲禮は天子堂より下らずして侯を見る。堂より下りて侯を見るは、天子の失禮なり。

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