親骨(読み)おやぼね

精選版 日本国語大辞典 「親骨」の意味・読み・例文・類語

おや‐ぼね【親骨】

〘名〙
① 扇の骨のうち、中骨(なかぼね)より太く作った両端の骨。
浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)上「ねやのあふぎははん女がおやぼねにせかれ」
② 戸や障子の上下左右の枠(わく)。中の桟より太いところからいう。
油地獄(1891)〈斎藤緑雨〉二「明けかけの障子の親骨(オヤボネ)へ、したたか頭を打つけた」

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デジタル大辞泉 「親骨」の意味・読み・例文・類語

おや‐ぼね【親骨】

扇の両端にある太い骨。⇔子骨

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