親族養子(読み)しんぞくようし

世界大百科事典(旧版)内の親族養子の言及

【養子】より

… 現代養子法の特色は,イギリスのように未成年養子以外は認めない国はもとより,他の養子類型(養親子間にのみ効果を認める縁組)を併存させている国でも,要保護児童のための〈完全養子〉が中心であり,いかにして養子の福祉を確保するかに配慮が向けられている(公的機関によるあっせん,試験養子・仮養子制度,離縁の禁止・制限,出生証明書に養子の記載をしないなど)。現代養子法のいま一つの機能は配偶者の(連れ)子を養子とする親族養子であり,アメリカ(年間10万件),イギリス(年間2万件)では全養子のほぼ半数をこれが占めている。
[日本]
 日本には古来,生前養子のほか死後養子があり,継嗣養子のほか猶子,実子(実子貰受け)があり,縁組の種類は多様であった。…

※「親族養子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」