親方子方(読み)おやかたこかた

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「親方子方」の意味・わかりやすい解説

親方子方
おやかたこかた

親分子分または単にオヤコともいい,親子関係のない他人と親子の関係を設定すること。親方子方を保護しつつ支配し,子方は親方に奉仕し依存する。農村では,成人や結婚に際し,地主有力者を親方として設定することが多く,烏帽子 (えぼし) 親,仲人親などともいう。親方子方は個人間の関係であるが,家と家の関係として機能する。都市では,露店商人 (てきや) ,博徒などの組織が親方子方の関係で構成されている。

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改訂新版 世界大百科事典 「親方子方」の意味・わかりやすい解説

親方・子方 (おやかたこかた)

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