覚遣・醒遣(読み)さめやる

精選版 日本国語大辞典 「覚遣・醒遣」の意味・読み・例文・類語

さめ‐や・る【覚遣・醒遣】

〘自ラ四〙 (「やる」は動作が進行する意) すっかりさめる。多く打消の助動詞「ず」を伴って「さめないで残る」の意で用いる。
※建長八年百首歌合(1256)「わが恋は海驢のねながれさめやらぬ夢なりながらたえやはてなむ〈藤原家良〉」

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