見知らす(読み)ミシラス

デジタル大辞泉 「見知らす」の意味・読み・例文・類語

み‐しら・す【見知らす】

[動サ四]
ひどい目にあわせる。思い知らせる。
「腹の立つきほひ口に、叔母をも知らいで―・した」〈浄・女腹切
「する」「なす」の俗な言い方。やらかす。やっつける。
小半酒こなからざけを冷にて―・し」〈浮・色三味線・二〉
[動サ下二]
見てわかるようにさせる。
「十有八変と筆太に―・せたるは、転宅たながへの数をいへるか」〈滑・浮世床・初〉
1に同じ。
「手杖にてしたたか―・せ帰られける」〈洒・当世花街談義〉
2に同じ。
「お易いこと、めでたう一筆―・せう」〈浄・氷の朔日

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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