見岫村(読み)みぐきむら

日本歴史地名大系 「見岫村」の解説

見岫村
みぐきむら

[現在地名]大内村小栗山こぐりやま 見岫

いも川右岸の河岸段丘上にあり、南は小栗山村、西は中田代なかだしろ村に接する。

寛永二年(一六二五)の由利御知行之内打直分免定覚に新高四〇石二斗二升九合、納米一五石二斗八升九合、免三ツ八分とある。正保三年(一六四六)の出羽国油利郡内高目録(秋田県庁蔵)に高六四石、そのうち畑は五斗七升として、「水損所 はへ山有 川有 新開有」と記される。寛政年間(一七八九―一八〇一)には小栗山村肝煎佐々木与市の手により、見岫上野みぐきうえの開拓が進められている(上川大内村郷土誌)。天保郷帳には一九四石九斗六升三合、明治二年(一八六九)には二〇七石九斗八升に増加する(「郷村高戸数人口租税書」岩谷村史資料篇)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android