要須(読み)ようす

精選版 日本国語大辞典 「要須」の意味・読み・例文・類語

よう‐す エウ‥【要須】

〘名〙 (「す」は「須」の呉音) =ようしゅ(要須)
菅家文草(900頃)七・書斎記「又朋友之中、頗有要須之人
古本説話集(1130頃か)七〇「仏の御法を信ぜん人は、疑ふべきにもあらず。えうすのてら也」

よう‐しゅ エウ‥【要須】

〘名〙 (「しゅ」は「須」の漢音) ある物事にとってなくてはならないこと。また、そのようなもの。必須須要。ようす。
太平記(14C後)六「父の資貞は無双(ぶさう)弓矢取にて、国の為に要須(ヨウシュ)たり」 〔邢巒‐論財用奏〕

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普及版 字通 「要須」の読み・字形・画数・意味

【要須】ようしゆ

必要。

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