西馬音内城跡(読み)にしもないじようあと

日本歴史地名大系 「西馬音内城跡」の解説

西馬音内城跡
にしもないじようあと

[現在地名]羽後町西馬音内堀回 世の沢山

西馬音内堀回にしもないほりまわりの西、標高約一二〇メートルの山地に位置する。東には西馬音内川のつくる扇状地が開け、西に出羽丘陵を負う。世の沢よのさわ山に本丸を構え、城域は浦田うらた山・小松こまつ五把出ごわで山に及ぶ。

小野寺家系図(小野寺氏研究資料)によれば小野寺経道の子道直は西馬音内氏を名乗ったといい、築城は建治三年(一二七七)とも伝える(羽後町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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