西川(読み)にしかわ

精選版 日本国語大辞典 「西川」の意味・読み・例文・類語

にしかわ にしかは【西川】

[一] 姓氏の一つ。
[二] 日本舞踊の一流派の屋号の一つ。

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デジタル大辞泉 「西川」の意味・読み・例文・類語

にしかわ【西川】[姓氏]

姓氏の一。
[補説]「西川」姓の人物
西川光二郎にしかわこうじろう
西川如見にしかわじょけん
西川祐信にしかわすけのぶ
西川扇蔵にしかわせんぞう

にし‐かわ【西川】[京都府の川]

京都の西を流れる桂川の異称。賀茂川を東川というのに対する。

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日本歴史地名大系 「西川」の解説

西川
にしかわ

鞍手くらて郡鞍手町南部の山地水源として北に向かい、同町から遠賀町にかけて遠賀川の西側を北流し、芦屋あしや町の祇園ぎおん崎で遠賀川の河口部に注ぐ。一級河川。流路延長一六・七キロ(うち指定区間一一・二キロ)流域面積四二・一平方キロ。遠賀町内では戸切とぎり川・まえ川・吉原よしわら川などが注ぐ。上流地域の水吐川であり、灌漑用水としても活用されてきた。「続風土記」には「西若松と鬼津との間に、西川と云川あり。是も潮満れは深し。舟にて渡る。此川鞍手郡新延古門下木月の三村より出る」とみえ、新延にのぶ村・古門ふるもん村・木月きづき(下木月村)など、現鞍手町南部の山間の水を集めて流れ下る川と理解されていた(現在は鞍手町室木が上流端)

西川
にしがわ

香美郡東南半一帯を荘域とした大忍おおさと庄の一地域の総称で、現香我美町北部、香北かほく町南部・物部ものべ村南西部の一部および安芸市北西端の一部にあたる。

嘉元三年(一三〇五)一二月日の大忍庄西川分行宗名宛行状(行宗文書)に「西川」とみえる。長禄二年(一四五八)四月二九日の岩開大郎衛門申入状(蠧簡集木屑)には「西河内岩開名」ともみえ、岩開いわかいは現香北町岩改いわかいにあたり、大忍庄の荘域判断の史料となっている。

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改訂新版 世界大百科事典 「西川」の意味・わかりやすい解説

西川[町] (にしかわ)

山形県中西部,西村山郡の町。人口6270(2010)。朝日山地東斜面に位置し,寒河江(さがえ)川上流域を占める。町域の大部分を山林,原野が占め,県下でも有数の豪雪地帯である。湯殿山,月山の玄関口にあたり,中心集落の海味(かいしゆう)は出羽三山参拝の行者宿などもあったが,現在は月山で夏スキーを楽しむスキーヤーが年間観光客の過半数を占める。1戸当りの経営耕地面積は県下で最も小さく,木材関係の製造業と観光が中心となっている。人口流出が著しく,1954年の町制施行時に比べ人口は激減している。寒河江川支流の間沢川流域には近世以来多くの鉱山が開発され,なかでも小山鉱山は全国有数の金山として知られた。寒河江川上流に大規模な多目的ダムの寒河江ダムが,1990年完成した。国道112号線(六十里越街道)と山形自動車道が通じる。
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西川 (にしかわ)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西川」の意味・わかりやすい解説

西川
にしかわ

新潟県中部,新潟市南西部の旧町域。新潟平野の西部にある。 1955年曽根町と鎧郷村が合体して西川町が発足。 1961年升潟村と合体。 2005年新潟市に編入。 2007年政令指定都市化に伴い大部分は西蒲区の一部となった。中心集落の曽根は近世に長岡藩曾根組代官所が置かれた地で,西川の河港集落として発展。穀倉地帯の一部をなす米の主産地

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世界大百科事典(旧版)内の西川の言及

【四川[省]】より

…益州は江南につぎ第2の地域とされ,その首都成都には府治も置かれた。さらに,益州には剣南道が設けられ,8世紀にはこれを二分し,岷江流域を西川,それ以東を東川とした。このころ,後漢時代に手がけられた嘉陵江の水利工事も再度おこなわれ,上流部の略陽より下流の航行が可能となった。…

※「西川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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