西口町(読み)にしぐちちよう

日本歴史地名大系 「西口町」の解説

西口町
にしぐちちよう

[現在地名]桜井市大字西口

多武峯寺西門前の町方。飛鳥に至る道筋にあたる。多武山二十六勝志に「春井汲芳、自西門、至紫蓋寺、路傍有湧泉、聖徳大子誕生時汲之以灌云、丁橘寺東、故命以春歟、中間有五松原、而今無其松、多桜樹、俗猶呼曰五松原、其下有春井街、街下有湯谷邑、古有温泉、故名焉、中世硫黄気絶而不沸、其西北有釜谷邑、昔鋳釜工家于、其所鋳之釜及火炉之類、現存于山院」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android