西八幡村(読み)にしやはたむら

日本歴史地名大系 「西八幡村」の解説

西八幡村
にしやはたむら

[現在地名]竜王町西八幡

篠原しのばら村の南西、釜無川左岸に位置する。村名は産土神の八幡宮(現八幡大神社)に由来し、万力まんりき筋のくぼ八幡宮(現山梨市)と区別するために西の字を付けたという(甲斐国志)。窪田助之丞正勝は、天正一〇年(一五八二)六月一七日の徳川家印判状写(御庫本古文書纂)によれば西八幡内一五〇貫文などを本領安堵され、同一七年一一月一九日の伊奈忠次知行書立写(同書)でも当地内の一七三俵余などを安堵された。慶長六年(一六〇一)の西八幡村検地帳(県立図書館蔵)では田一六町九反余・畑二三町三反余、このほか永不作田八町五反余・畑一町二反余、屋敷一町四反余・屋敷数三二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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