西俣野村(読み)にしまたのむら

日本歴史地名大系 「西俣野村」の解説

西俣野村
にしまたのむら

[現在地名]藤沢市西俣野

さかい川右岸に位置し、集落は台地低地との境に形成される。東は境川を隔て鎌倉郡東俣野村・上俣野村(現横浜市戸塚区)に対し、西は亀井野かめいの村、南は藤沢宿に接する。俣野村ともいう。

「吾妻鏡」建久六年(一一九五)一一月一九日条によると、源頼朝は「大庭御厨俣野郷」の大日堂に田畠を寄進している。元亀二年(一五七一)七月一六日武田信玄が清浄光しようじようこう(遊行寺)に与えた寺領寄進状(県史三)にも「俣野之内 百貫」とあり、中世は東俣野・上俣野を含む俣野郷であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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