西セム音節文字(読み)にしセムおんせつもじ(英語表記)West Semitic syllabaries

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西セム音節文字」の意味・わかりやすい解説

西セム音節文字
にしセムおんせつもじ
West Semitic syllabaries

セム語族うち,アッカド語以外の諸言語に用いられたさまざまの文字フェニキア文字ヘブライ文字アラム文字アラビア文字など。前2千年紀中期に発達しはじめた。本来,子音字だけであったが,紀元後には母音字もできはじめた。なお,これらの文字体系を音節文字とは認めず,アルファベットと考える学者も多い。 (→セム文字 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android