褐毛和種(読み)アカゲワシュ

デジタル大辞泉 「褐毛和種」の意味・読み・例文・類語

あかげ‐わしゅ【褐毛和種】

和牛一種毛色赤褐色で、角をもつ。熊本県高知県主産地。かつげわしゅ。あか牛。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「褐毛和種」の意味・わかりやすい解説

褐毛和種
あかげわしゅ

熊本県と高知県を主産地として,関東東北地方に分布している兼用牛。性質温順で,使役に適する。肉質では黒毛和種にやや劣るが,肉量はひけをとらない。熊本県系統のものは赤褐色で1枚毛であるが,高知県系統のものは「毛分け」といって,褐色の毛色に,角,ひづめ,鼻鏡その他の皮膚色の黒いものが喜ばれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の褐毛和種の言及

【ウシ(牛)】より

…肉質が優れていて,筋繊維間に細かく脂肪が沈着した〈霜降り肉〉を生産する。(8)褐毛(あかげ)和種日本の在来牛をシンメンタール種や朝鮮牛で改良して作出した褐色のウシ。体重450~800kg。…

【和牛】より

…かつては中国地方が伝統的な産地であったが,現在では九州,東北に主産地が移行しつつある。褐毛(あかげ)和種は熊本県の在来牛にシンメンタール種を交配したもの。毛色は赤褐色または黄褐色で,体格は黒毛和種よりやや大型である。…

【ウシ(牛)】より

…肉質が優れていて,筋繊維間に細かく脂肪が沈着した〈霜降り肉〉を生産する。(8)褐毛(あかげ)和種日本の在来牛をシンメンタール種や朝鮮牛で改良して作出した褐色のウシ。体重450~800kg。…

※「褐毛和種」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android