複雑多岐(読み)ふくざつたき

精選版 日本国語大辞典 「複雑多岐」の意味・読み・例文・類語

ふくざつ‐たき【複雑多岐】

〘名〙 (形動) 物事が多方面にかかわりをもち、重なり混じって込み入っていること。また、そのさま。
自然主義は窮せしや(1910)〈魚住折蘆〉「所謂現代思潮或は近代思潮は其内容の複雑多岐なるに拘らず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

四字熟語を知る辞典 「複雑多岐」の解説

複雑多岐

物事が多方面にわたっていて、こみ入っているさま。

[活用] ―な・―に・―だ。

[使用例] 私たちを取り巻く現実が複雑多岐にわたるようになり[十返肇*現代文学における意図問題|1957]

[使用例] 当審採用の唐木鑑定人の所見によれば、術後の肺合併症は、複雑多岐の症状を呈し[山崎豊子白い巨塔|1965]

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android