裏目(読み)うらめ

精選版 日本国語大辞典 「裏目」の意味・読み・例文・類語

うら‐め【裏目】

〘名〙
① 大工などが用いる指(さしがね)の裏側にある目盛り。表の一目盛りの長さを一辺とする正方形の対角線の長さを一目盛りとする。従って、その一尺は表目の一尺の√2倍に等しい。いろいろな目安に用いるので特に単位名はない。裏の目。裏曲(うらがね)。裏尺(うらじゃく)。⇔表目
② (「うらがね(裏曲)」の意から) ほんのわずか。
※雑俳・柳多留‐四一(1808)「裏目ほど御高を分た梅の花」
さいころの表面にある目に対してその裏にある目。すなわち、四・五・六に対して三・二・一をいう。
棒針編みで、メリヤス編の表側を、裏の段から編む時の目。⇔表目
⑤ よかれと思ってやったことの結果が逆になること。→うらめに出る

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デジタル大辞泉 「裏目」の意味・読み・例文・類語

うら‐め【裏目】

さいころを振って出た目の反対側にある目。
曲尺かねじゃくの裏側の目盛り。裏のかね裏曲うらがね
裁縫などで裏側に出た縫い目。

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世界大百科事典内の裏目の言及

【規矩術】より

…規矩術も木割も理論的な分析や精密さはあまり要求されず,わかりやすく,しかも指矩ひとつで仕事ができることが重要であった。規矩術の理論は現代でいえば三角関数の応用だが,サイン,コサインは使わず,指矩の一辺に刻まれた尺,寸の倍の目盛(裏目(うらめ)という)に基づいてタンジェント(直角三角形の底辺と高さの関係)だけを使い,木造建築の寸法決定で特にむずかしい軒反りや垂木の割付けなどを指矩ひとつで解決する(図)。この術を身につければ複雑な軒まわりなども大過なく作ることができ,技術伝承という教育上の効果はもとより,工期短縮,経費節減にも役立つ。…

※「裏目」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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