裏松固禅(読み)うらまつこぜん

精選版 日本国語大辞典 「裏松固禅」の意味・読み・例文・類語

うらまつ‐こぜん【裏松固禅】

江戸後期の有職故実家。京都の人。名は光世。固禅は法号竹内式部神道を学ぶ。有職故実に精通主著大内裏図考証」「皇居年表」。元文元~文化元年(一七三六‐一八〇四

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「裏松固禅」の意味・読み・例文・類語

うらまつ‐こぜん【裏松固禅】

[1736~1804]江戸後期の有職ゆうそく故実家。京都の人。名は光世。固禅は法号。宝暦事件に連座し永蟄居えいちっきょ、以後故実研究専念。天明8年(1788)内裏焼失の際、その研究が採用されて平安内裏が復元・再建された。著「大内裏図考証」「皇居年表」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の裏松固禅の言及

【京都御所】より

…京都市上京区京都御苑内にある旧皇居。1337年(延元2∥建武4),北朝の光明天皇のとき里内裏の土御門東洞院殿(つちみかどひがしのとういんどの)を皇居と定めたことに始まる。1869年(明治2)東京奠都(てんと)まで歴代天皇の内裏として同じ位置にあったが,御所敷地の規模は後世の再建・造替のたびに拡張された。室町時代には1401年(応永8)と43年(嘉吉2)に焼失し再建されており,1569年(永禄12)より織田信長が大修理を実施し,91年(天正19)に豊臣秀吉が新殿に造替した。…

※「裏松固禅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android