袖炉(読み)しゅうろ

精選版 日本国語大辞典 「袖炉」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐ろ シウ‥【袖炉】

〘名〙 携帯用香炉。そでこうろ。てあぶり。
随筆・嘉良喜随筆(1750頃)三「竹炉は竹にて袖炉をして、内はいれこにやき物の香炉を入る也」 〔考槃余事‐巻三〕

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デジタル大辞泉 「袖炉」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐ろ〔シウ‐〕【袖炉】

携帯用の香炉。そで香炉。

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普及版 字通 「袖炉」の読み・字形・画数・意味

【袖炉】しゆう(しう)ろ

手あぶり。〔考槃余事、香箋〕袖爐、書齋中、衣を(くん)し、手を炙(あぶ)る。客に對し常談するときのなり。倭人の製(つく)るの漏(ろうくう)罩蓋(たうがい)漆鼓(しつこ)の如きは、賞に(かな)ふべし。今新たに製れるに罩蓋方圓爐り、亦た佳なり。

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