袖扇(読み)ソデオウギ

デジタル大辞泉 「袖扇」の意味・読み・例文・類語

そで‐おうぎ〔‐あふぎ〕【袖扇】

江戸時代奥女中中老以上の者が持つ扇。長さ6寸7分(約20.3センチ)。黒塗りの骨に鳥の子紙をはり、縁起のよい絵を描いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「袖扇」の意味・読み・例文・類語

そで‐おうぎ ‥あふぎ【袖扇】

〘名〙 江戸時代、奥女中の中老以上の者が用いた扇。長さ六寸七分(約二〇センチメートル)。黒塗りの骨に鳥の子紙を貼り、縁起のよい模様を描いたもの。袖せんす。
※俳諧・犬子集(1633)三「吹風や天津乙女の袖あふぎ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android