袖に時雨る（読み）ソデニシグル

デジタル大辞泉「袖に時雨る」の意味・読み・例文・類語

袖に時雨が降りかかる。袖に涙が落ちるたとえ。
「我ながら思ふか物をとばかりに―・るる庭の松風」〈新古今・雑中〉

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衣の袖に時雨(しぐれ)が降りかかる。悲しみの涙で袖がぬれることのたとえに用いる。

※新古今（1205）雑中・一六三八「我ながら思ふか物をとばかりに袖にしぐるる庭の松かぜ〈藤原有家〉」

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