衾・被(読み)ふすま

精選版 日本国語大辞典 「衾・被」の意味・読み・例文・類語

ふすま【衾・被】

〘名〙 寝る時にからだの上にかける長方形夜具。綿を入れるのが普通で、袖や襟を付けたものもある。材料模様などによって、麻ぶすま、紙ぶすま、まだらぶすま、むしぶすまなどがある。《季・冬》
古事記(712)上・歌謡「文垣の ふはやが下に 苧(むし)夫須麻(ブスマ)(にこ)やが下に 栲(たく)夫須麻(ブスマ) さやぐが下に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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