衝動・衝撞(読み)しょうどう

精選版 日本国語大辞典 「衝動・衝撞」の意味・読み・例文・類語

しょう‐どう【衝動・衝撞】

〘名〙
① (━する) つき動かすこと。
舎密開宗(1837‐47)外「炭酸にて精微軽飄と為りたる鉄有て、衝動の力を奏し、虫を駆り、粘々虫巣を勦破す」
② (━する) 人の心や感覚をゆり動かすこと。また、そういう刺激衝迫
教育学(1882)〈伊沢修二〉二「されば感覚は外物の我機器を衝動するに当り」
判断抑制というような理性なしに、発作的に行動しようとする心の動き。→衝動的
明暗(1916)〈夏目漱石〉一二九「咄嗟の衝動(ショウドウ)に支配されたお延は」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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