術語(読み)ジュツゴ

デジタル大辞泉 「術語」の意味・読み・例文・類語

じゅつ‐ご【術語】

学問技術などの専門分野で、特に限定された意味で用いられる語。専門用語。学術語テクニカルターム

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「術語」の意味・読み・例文・類語

じゅつ‐ご【術語】

〘名〙 (technical term の訳語)
① 学問や技術の専門分野で、特に定義して使用する語。専門語。学術語。テクニカル‐ターム。
※具氏博物学(1876‐77)〈須川賢久訳〉原序「学問上の順序を追ひ又術語を録したれども」
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一四「なに、何でもいい、法律上の術語(ジュツゴ)だから」
② 特殊な社会だけで使用される語。
最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉二五「『チャブタラ、スカタン』などの術語(ジュツゴ)を善し、巻煙草を咥へ、骨牌を弄し」
[語誌]「教育、心理、論理術語詳解」(一八八五)は、その書名に初めて「術語」を用いた。但し明治二〇年代の学術用語集は、「━字彙」という書名が多く、「術語」が一般に使用されるようになったのは、明治後期からである。

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