行灯部屋(読み)あんどんべや

精選版 日本国語大辞典 「行灯部屋」の意味・読み・例文・類語

あんどん‐べや【行灯部屋】

〘名〙 昼間行灯をしまっておく部屋片隅または階段の下などの狭くて暗い部屋をあて、特に遊里では、遊興費の支払えない客を一時閉じこめておくのに用いた。あんどうべや。
※雑俳・川柳評万句合‐明和四(1767)春楽三評「下女の髪行燈部屋のにほいがし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「行灯部屋」の意味・読み・例文・類語

あんどん‐べや【行灯部屋】

昼のうち行灯をしまっておく暗く狭い部屋。江戸時代の遊里では、遊興費を払えない客を閉じ込めておくのにも使われた。

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