行楽(読み)こうらく

精選版 日本国語大辞典 「行楽」の意味・読み・例文・類語

こう‐らく カウ‥【行楽】

〘名〙
① (「行」はおこなうことの意) 楽しむこと。遊びの楽しみ
菅家文草(900頃)三・客舎冬夜「行楽去留遵月砌、詠詩緩急播風松」 〔李白‐月下独酌四首詩・其一
② (「行」を行くことの意と解し) 郊外などに出て楽しみ遊ぶこと。
※或る女(1919)〈有島武郎〉後「一日の行楽に遊び疲れたらしい人の群れに交って」

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デジタル大辞泉 「行楽」の意味・読み・例文・類語

こう‐らく〔カウ‐〕【行楽】

山野などに行って遊び楽しむこと。遊山ゆさん。「行楽に出かける」「行楽客」
[類語]観光遊山探勝遊覧物見遊山漫遊周遊巡遊歴遊遊歴回遊旅行たび遠出行旅こうりょ客旅かくりょ羇旅きりょ旅路たびじ道中どうちゅう旅歩きトラベルツアートリップ

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世界大百科事典(旧版)内の行楽の言及

【吹打】より

…陝西鼓楽,蘇南吹打が代表的である。また屋内で奏するのを座楽,街を行進して奏するのを行楽と区別する。座楽は組曲形式をとり,打楽器合奏の鑼鼓段をふくむ。…

※「行楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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