行役(読み)こうえき

精選版 日本国語大辞典 「行役」の意味・読み・例文・類語

こう‐えき カウ‥【行役】

〘名〙 国境警備土木工事など官命による労役。また、それに従事すること。
続日本紀‐和銅六年(713)三月壬午「負担之輩、久苦行役」 〔詩経‐魏風・陟岵〕

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普及版 字通 「行役」の読み・字形・画数・意味

【行役】こうえき

徭役

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世界大百科事典(旧版)内の行役の言及

【ギルド】より

…宋代に入り市制が崩壊し商店が都市内の各所に分散しても行はますます発展する。宋代の行で特徴的なことは初期には行役(こうえき)と称して,官庁の必要物貨を各行が時に応じて納入し,政府もまたその徴収のために行の編成に介入していた点である。行役は1073年(熙寧6)に免行銭として銭納化されたが,政府と行の関係は南宋時代も続いている。…

※「行役」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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