精選版 日本国語大辞典 「衆人」の意味・読み・例文・類語
しゅう‐じん【衆人】
〘名〙 (古く「じゅうじん」とも)
※続日本紀‐天平勝宝九年(757)七月庚戌「登時衆人共云、時既応レ過、宜湏二立拝一」
※和漢朗詠(1018頃)下「屈原が楚に在りしに似たり 衆人皆酔へり〈皇甫曾〉」 〔詩経‐周頌・臣工〕
② 普通の人。世間一般の人。
※今昔(1120頃か)一九「就中に此の鹿の射る事、衆人に勝れたる」 〔史記‐予譲伝〕
しゅ‐にん【衆人】
〘名〙 =しゅうじん(衆人)
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)三「衆人(シュニン)を将道して、この難をすぎむとす」
しゅ‐じん【衆人】
〘名〙 =しゅうじん(衆人)〔文明本節用集(室町中)〕
※評判記・色道大鏡(1678)一二「糸竹のしらべに歌舞を尽し、衆人(シュジン)をなぐさめ候はば」
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