螽斯(読み)しゅうし

精選版 日本国語大辞典 「螽斯」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐し【螽斯】

〘名〙
昆虫きりぎりす(螽蟖)」の漢名。〔薬品手引草(1778)〕
② 昆虫「いなご(稲子)」の異名。また、イナゴは群集し、数多く産卵するところから、子孫が繁栄することをいうのに用いる。
懐風藻(751)賀五八年宴〈伊支古麻呂〉「已応螽斯微何須顧太玄」 〔詩経周南・螽斯〕

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デジタル大辞泉 「螽斯」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐し【××斯】

キリギリスの漢名。
イナゴ別名
《イナゴは群集し、数多く産卵するところから》子孫が繁栄すること。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「螽斯」の解説

螽斯 (キリギリス)

学名Gampsocleis buergeri
動物。キリギリス科の昆虫

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