螻蟻(読み)ろうぎ

精選版 日本国語大辞典 「螻蟻」の意味・読み・例文・類語

ろう‐ぎ【螻蟻】

〘名〙 螻蛄(けら)と蟻(あり)。また、虫けら。転じて、小さくてつまらないもののたとえ。
※日蓮遺文‐顕謗法鈔(1262)「螻蟻蚊蝱等の小虫を殺せる者も懺悔なければ必地獄に堕べし」 〔戦国策‐斉策・閔王上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「螻蟻」の意味・読み・例文・類語

ろう‐ぎ【××蟻】

ケラアリ。また、虫けら。小さくて取るに足りないもののたとえ。
「大日輪は―の穴にも光を惜まず」〈露伴・二日物語〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「螻蟻」の読み・字形・画数・意味

【螻蟻】ろうぎ

けらと、あり。つまらぬもののたとえ。漢・賈誼屈原を弔ふ文〕江湖たふの鯨(せんげい)(大魚)、固(もと)より將(まさ)に螻蟻に制せられんとす。

字通「螻」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android