(読み)つび

精選版 日本国語大辞典 「螺」の意味・読み・例文・類語

つび【螺】

〘名〙
巻き貝古名。つぶ。〔本草和名(918頃)〕
② 貝「はまぐり(蛤)」の古名。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕

つぶ【螺】

〘名〙 アカニシタニシなどの巻き貝類俗称。つび。つみ。粒。

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デジタル大辞泉 「螺」の意味・読み・例文・類語

ら【螺】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ラ(呉)(漢) [訓]つぶ にし
ツブ・ニシ・サザエなど。「螺鈿らでん法螺ほら
渦巻き形。「螺旋螺髪らほつ
難読栄螺さざえ拳螺さざえ田螺たにし螺子ねじ

つぶ【×螺/海螺】

食用の巻き貝。ニシ類、東北地方以北でとれるヒメエゾボラや、バイの俗称。ツブ貝。

にし【×螺/辛螺】

巻き貝の一群。アカニシ・ナガニシ・タニシなど。

ら【×螺】

貝殻が渦巻き状をしている貝類。巻き貝。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「螺」の解説

螺 (ニシ)

動物。巻き貝で主としてアクキガイ科につけられた俗称

螺 (ツブ)

動物。ヒメエゾボラ,マルエゾボラの俗称

螺 (ニナ)

動物。比較的細長い貝に対する語

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