融通円門章(読み)ゆうずうえんもんしょう

精選版 日本国語大辞典 「融通円門章」の意味・読み・例文・類語

ゆうずうえんもんしょう ユウヅウヱンモンシャウ【融通円門章】

仏教書。一巻。大通上人融観著。元祿一六年(一七〇三成立融通念仏宗開創経緯を明らかにし、その教義綱要を述べたもの。同宗の根本聖典。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「融通円門章」の意味・わかりやすい解説

融通円門章
ゆうずうえんもんしょう

江戸時代中期の融通念仏宗の僧大通融観著。1巻。元禄 16 (1703) 年成立。融通念仏の教旨を明らかにした綱要書。 10条より成り融通念仏宗の開祖良忍が,修行の結果無量寿仏より法門を授けられた次第から説き起し,宗義あかし,念仏行者の修行すべき日課を説く。融通念仏宗の根本典籍。

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