蝕・食(読み)しょくする

精選版 日本国語大辞典 「蝕・食」の意味・読み・例文・類語

しょく‐・する【蝕・食】

[1] 〘自サ変〙 しょく・す 〘自サ変〙 ある天体一部または全部が他の天体の本影に隠れて見えなくなる。日食月食になる。
※日蓮遺文‐高橋入道殿御返事(1275)「所謂日月蝕し、大なる彗星天にわたり」
[2] 〘他サ変〙 しょく・す 〘他サ変〙 ある天体の一部または全部が他の天体を隠して見えなくする。日食・月食にする。

しょく【蝕・食】

〘名〙 一天体が他の天体のうしろ、または影の中にはいる現象星食掩蔽(えんぺい))・食連星の食なども含めるが、一般には日食と月食をさす。〔延喜式(927)〕
浮世草子西鶴織留(1694)一「日月の蝕(ショク)をこよみの証拠に」 〔釈名‐釈天〕

しょく‐・す【蝕・食】

〘自他サ変〙 ⇒しょくする(蝕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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