精選版 日本国語大辞典 「蜻蜓」の意味・読み・例文・類語
やんま【蜻蜓】
〘名〙
① 大形のトンボの総称。ふつうヤンマ科およびオニヤンマ科に属する種をさす。日本産最大種で体長九センチメートルに達するオニヤンマのほか、ギンヤンマ・カトリヤンマ・ウチワヤンマなどがある。せいてい。《季・秋》 〔俳諧・俳諧新式(1698)〕
② トンボの総称。
※雑俳・田みの笠(1700)「はなれずに嫁ぐ蜻蛉(ヤンマ)の中がへり」
せい‐てい【蜻蜓】
※淡窓詩話(19C中)上「蝶と蜻蜓との情能を形容して、其精微を極むるに在り」 〔杜甫‐重過何氏詩三〕
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