蛍なす(読み)ほたるなす

精選版 日本国語大辞典 「蛍なす」の意味・読み・例文・類語

ほたる‐なす【蛍なす】

蛍の光のほのかなようにという意から、「ほのかに」にかかる。
万葉(8C後)一三・三三四四「もみち葉の 過ぎていにきと 玉梓(たまづさ)の 使の言へば 蛍成(ほたるなす) ほのかに聞きて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「蛍なす」の意味・読み・例文・類語

ほたる‐なす【蛍なす】

[枕]蛍の光のほのかなようにの意から、「ほのかに」にかかる。
「―ほのかに聞きて」〈・三三四四〉

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