虫籠窓(読み)むしこまど

精選版 日本国語大辞典 「虫籠窓」の意味・読み・例文・類語

むしこ‐まど【虫籠窓】

〘名〙 京阪地方の民家にみられる、虫籠のように目のこまかい格子をつけた窓。
俳諧・続山の井(1667)春中「蜘の巣や二階椿の虫籠窓〈道之〉」

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デジタル大辞泉 「虫籠窓」の意味・読み・例文・類語

むしこ‐まど【虫籠窓】

虫籠格子を入れた窓。

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世界大百科事典(旧版)内の虫籠窓の言及

【住居】より

…近畿では16世紀末ころから屋根を瓦葺きにし外壁を土壁で厚く塗り込める町屋が多くなった。中二階の窓も格子を塗籠め(虫籠窓(むしこまど)),中に土戸を引く。また両端には防火のため〈卯建〉と呼ばれる塗籠の袖壁を出す。…

※「虫籠窓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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