虫時雨(読み)ムシシグレ

デジタル大辞泉 「虫時雨」の意味・読み・例文・類語

むし‐しぐれ【虫時雨】

多くの虫がいっせいに鳴く声を時雨の音になぞらえていう語。 秋》
[類語]鳴くさえずすだえるいなな咆哮ほうこうする遠吠えする時をつくる・喉を鳴らす・吠え立てる・唸るたけうそぶ鳴き頻る鳴き立てる歌う地鳴き笹鳴き蝉時雨

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「虫時雨」の意味・読み・例文・類語

むし‐しぐれ【虫時雨】

〘名〙 あたり一面に鳴きしきる虫の声を、時雨の音になぞらえていう語。《季・秋》
※同人俳句集(1931)〈青木月斗選〉秋「虫時雨闇の往還歩きゐる〈石菖〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android