虫・六四(読み)むしょ

精選版 日本国語大辞典 「虫・六四」の意味・読み・例文・類語

むしょ【虫・六四】

〘名〙 (「むしよせば(虫寄場)」の略「むしよ」の変化した語) 監獄のことをいう、盗人仲間の隠語。〔隠語輯覧(1915)〕
※聖ヤクザ(1949)〈田中英光〉「そうよ、刑務所(ムショ)から出たばかりの家なしだ」
[補注]「刑務所」の略と解されることもあるが、「監獄」を「刑務所」と改称したのは大正一一年(一九二二)で、この語はそれ以前から使われていた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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