虚器(読み)きょき

精選版 日本国語大辞典 「虚器」の意味・読み・例文・類語

きょ‐き【虚器】

〘名〙 名ばかりで用にたたないうつわ。転じて、実質の伴わない、名ばかりの存在
語孟字義(1705)上「仁義礼智之徳、終為虚器、而無復用力於仁矣」 〔春秋左伝‐文公二年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「虚器」の意味・読み・例文・類語

きょ‐き【虚器】

役に立たない名ばかりのうつわ。
名目だけで実権の伴わない地位虚位

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「虚器」の読み・字形・画数・意味

【虚器】きよき

無用の器。

字通「虚」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android