精選版 日本国語大辞典 「虚仮」の意味・読み・例文・類語
こ‐け【虚仮】
(「こ」「け」は、それぞれ「虚」「仮」の呉音)
[1] 〘名〙 (形動)
※法然消息文(1212頃)御消息「外には、賢善精進の相を現し、内には虚仮をいだくことをえざれ」
※無名抄(1211頃)「但、泣かれぬると云ふ詞こそ、あまりにこけ過ぎて、いかにぞやおぼえ侍れ」
③ 愚かなこと。また、その人やそのさま。ばか。まぬけ。
きょ‐か【虚仮】
〘名〙
① みせかけばかりで内容のないこと。うそ、いつわり。
こ・ける【虚仮】
〘自カ下一〙 (「こけ(虚仮)」の動詞化) ばかげている。おろかである。浅薄である。
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